今津智士の作品達(主にアクリル画)のサイト

Satoshi Imazu(旧トモロオ)の描いた絵で、アクリル画を中心に紹介しています

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you know doubt

Title
you know doubt
Size / Art supplies
B2/イラストレーションボードにアクリル水彩
Production year
2001
Comment
以前に製作した「r」シリーズより社会的なメッセージを込めつつ、自分の昔の作品や、ルーツをもう一度考えつつ製作した作品達です。
2010年現在で過去を振り返って、個人的にはトップ3に入るくらい色んな意味で好きな絵。
多分ですがこの絵が唯一、出てくる羽のはえている生き物(ロドニー)が右を向いている作品。


あなたの知っている「常識」って正しいですか?

一概には言えませんが、自分にとっての常識は、
別な視点から見ると大変非常識かも知れません。

例えば森にしか住めない熊とその熊に
偶然出合ってしまった人間の関係とか…

そういえば以前に、夜中にやっているアニメを
なんとなく見ていた時の話。

よくある様な戦争もので、敵と味方が出てくる。

何となく見ていたので、このキャラクターが
主人公で、一緒にいる人達が見方だな。
と思って見たいたら、当たり前に敵役が
すごくムカついて見えてきた。
はやくやっつけて欲しいな。みたいに…。

で、しばらく何話か立った後に気がついた。

敵味方逆だった。

主人公と思っていたキャラクターが悪役で
ムカついていたのが主人公だった。

よく出来たお話なんだけれども、
そのことに気がついた次の瞬間には
元も応援していた主人公だと思っていた
キャラクターが憎たらしく、逆に悪役だと
思っていたキャラクターが頼もしく見えてきた。

ニンゲン(自分)の気持ちの移り変わりが
顕著に、かつ明確に表れた瞬間でした。

あくまでも、作り話に関してのお話でしたが
見方を変えれば、その人の感じかたが
正に180度変わるんだなぁ。と思った。

現実も同じで、立場が変われば人の好き嫌いも
真逆になったりするんだよね。

戦争ってお互いが正義だと思って
命をかけて戦っているし、

恋愛も最も愛していた人が、
有る瞬間を境に、殺したい憎んだり。

その人自体は変わらないのにね。

なんだか、悲しいね。のヒトコトです。

この間お昼のテレビでも、一般的に悪いと
言われてきた人が、その番組の司会者が
友達だからって、美化されて映されていた。

だれだって、友達には優しいよね。

でもそれって全てではないんだよね。

日本人って友達に優しいから
友達が犯罪をしても擁護するよね。
別な人にとっては殺したい程の犯罪者でも…。

satoshi • 2010年2月9日


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