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Satoshi Imazu(旧トモロオ)の描いた絵で、アクリル画を中心に紹介しています

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終りも、始りも道を形成するたったの1コマ

Title
終りも、始りも道を形成するたったの1コマ
Size / Art supplies
S10号(530mm×530mm)/カンバスに油彩画
Production year
2010
Comment
この辺りの絵から、それほど絵に対して、具体的なメッセージを込めなくなりました。
下書きの段階で大まかな設定をして、その中で主体となるというか描きたい内容を構成しています。
描きたい内容は、その時によって具体的な「物」や「動物」だったり、抽象的なイメージだったりします。
今回の当初のテーマは「門」。
ちょっと変わった雰囲気の「門」を表現したくて描きました。
中央に大きな門(扉は有りませんが)を描き、その雰囲気にあわせて、植物や動物等を配置しています。


で、タイトルの「終りも、始りも道を形成するたったの1コマ」と
「門」がどのように結びつくかと言うと、
人生や物語を映画のフィルムに例えると…。
ってな感じの作品。

正確にフィルムで言うと初めて終りがあるのですが
時間とか道で言えば、始りも終りも無く
道なら道が無くなった先にも森があったり、壁があったり
その壁にも厚みがあって、その向こうにも空間があって…。
みたいな感じで「道」として限定的にみてしまえば
確かに始りも終りもありますが全体的に観れば
全ての物に始りも終りも無い。
更に見方によっては、始りが終りだったり、終りが始りだったりもする。

例えば「門」も自分の居る場所から観れば、こっちが「中」で
門の向こうが「外」であるが、一歩外に出ればそれは逆になる。

そんな感じの絵。

だから何?
って言われても…。

油彩画

satoshi • 2011年11月11日


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