tomo
作品名:無題15
画 材:イラストレーションボードにアクリル絵の具
サイズ:B4横
作成日:1995年
tomo時代(当時はまだ大学生)の作品。
いろいろギャラリーを廻って、企画展の開催を求めていたときに、ふと立ち寄った地元のギャラリーで、個展の開催をしてもらうことになって、用意した作品。


そのふと立ち寄ったギャラリーに関してはたくさん話したいことがありますが、それだけでも長い話になりますので、それはまた別の機会で…。
この作品だけの説明をさせていただきますが、本サイトや別なコラムをごらんになっていただいた方はご存じだと思いますが、初個展の際の作品はほとんどがいわゆる模写です。自分の好きな写真などをアレンジして作品にしていましたが、この絵は、全く違います。
もともとその当時は建築学科の学生だったので、当時自分で建てたいと思った建築物を描きました。
正確に言えば建築の好きなモチーフをたくさん使った作品であり、かつ同じパターンが連続する作品が好きでした。
現在より、よりアート的な作品かもしれません。このモチーフはその後何度も使用しましたが、この作品より好きな作品はは無いかもしれません。
そのため、この絵を超えようとして、同じモチーフを使った連続したパターンの作品を、当時より10年たった今、経験も技術も向上している中、描こうとしていますが、依然として描けていません。
もしかしたら、他人からみたら、この絵よりもいいかもしれませんが、自分では納得出来ないだけかもしれません。
もしかしたら、アートという物は、超えようと思っても決して超えるとかという価値観で表せることの出来ない物なのかもしれません。