ウイルス02
作品名:ウイルス02
画 材:イラストレーションボードにアクリル絵の具
サイズ:B3短尺の正方形
作成日:2004年
先日公開した、ウイルス3部作の2枚目です。
今回の3部作は、3枚とも連続で公開しようと思います。
作品の意味合いは、基本的には1枚目と同じく、“深い意味は無いけど、体に潜むウイルスはある意味、体を地球と考えた時ウイルスは人間かなと、一瞬だけ思ってみた。”的な意味の作品です。


と、いうよりも実際はタイトルや“作品の意味”は半分後付です。
何となく“ウイルス”に対する意味合いは変わりませんが、“ヒト”に対する物ではなく具体的には“建築物”に対して、ちょっと考え方を変えたら?的な意味が強かった気がします。(ウイルス01を描いている当時は)
その後、02、03と続くにつれていろんな意味合いが少しづつ増えてきました。
その意味合いは03の時(たぶん明日)に説明するとして、当時の“建築物”に対する考え方を少し記させていただきます。
もともと僕は建築を学んでいて建築関係の仕事も長い間してきましたが、その間に少しずつ建築物に対する疑問が出て行きました。
説明すると大変長いので割愛させていただきますが、要するに本当にこの構造で、この材料で、この場所に造っていいの?だとか、人間が生活するのにここまで必要なの?などの疑問が出てきました。
そのなかで、僕的に突き詰めていくと、すべてを一度無くしてしまい。今の世界の価値観でもう一度作り直した方が早いのでは?
的な発想です。
西洋の建物も、日本の建物も全然違う構造をしていますが、それぞれルーツがあります。そのルーツからすこしづつ進化してきたわけですが、進化の過程の“都合”もそのまま引き継いでいます。
それがいわゆる“文化”と言う物かもしれませんが…。