まず始めに、しばらくお休みしていたことをお詫びします。
また、勝手ながらサイトのコンセプトを変えてスタートいたします。
どのようにコンセプトを変えたかというと、以前は作品(主に平面画)を紹介し、文章はその作品の説明がメインでした。
しかし、今回からは多くの方からの助言もあり恐縮ながら、芸術家としてのメッセージを主として掲載させていただき、そのメッセージに適する絵を添えさせていただきます。
まず、再スタート後1回目のメッセージのテーマは長らくお休みしていたことと、今後メッセージを発信しようと考えたことにもつながるのですが、「うつ」に関してです。
最近僕の周りにも「うつ」予備軍的な人がかなりいます。簡単に口にするべきでは無いと思いますが、恥ずかしながら僕もその予備軍に入っていました。
理由は、単純です。
人間不信からはじまり、その後考え方が…
人間ってなんだろう?
世界って何のために存在するのだろうか?
生きていることに意味はあるのだろうか?
人間は救われるのだろうか?
等と、考える必要のないネガティブシンキングに陥ってしまいました。
大変良くないことです。
現在も正直言えば完全に悩みは消えたわけではありません。
ただ、だいぶ立ち直りました。
新しく作品を描き、ここにメッセージと共に作品を発表することが出来ました。
というよりも、絵を描くことが出来たので、立ち直る事が出来たと言っても過言では有りません。
10年以上描き続けているので、心が乱れていても多少筆は進みますし、何よりも描いている時間は全てを忘れることが出来ました。
また、描くことによって・作品を完成させる・作品を見てもらう・見てもら方に何か思いを告げることが出来れば・等と目標(生きがい)も生まれます。
単純な話かもしれませんが、確かに僕は絵を描くことで救われました。
今思えば、このようなことは僕の人生の中で2,3回有った気がします。
ただ、僕は絵を描くことで救われましたが、多くの方、特に守るべき家族のいない最近の若い方々はどうでしょう?
中には、やはり僕のように創作に打ち込んだり、音楽をで表現したり、スポーツで汗をかいたり…いろいろと“ぶつける先”が有る場合も有ると思いますが、実際には多くはありません。
一方的に内側に秘めて、ため込むのはまだしも最近の若者は他人を傷つけることもよくニュースなので聞きます。
もちろんそれらの方々に非がないわけでは無いのですが、高まる感情や、怒り、不安を解消したくても解消できないケースが多いのだと感じます。
その様なときに、僕の経験からすれば、先述したように、絵を描いたり歌を歌ったり、スポーツをしたり…、いろいろと打ち込めることがあれば、その様な自体には陥らないと思います。
しかし現状の教育では、美術、音楽、体育の授業の占める割合は低く、学力等の評価でも重視される教科では決してありません。
それらの科目は実際に仕事に結びつくことも少なくはないし、もし直接仕事に結びつかなくても“生きる”のに必要な教科だと思います。
僕は幸いに幼い頃よりも絵を描く環境を与えていただいたので、絵を描くことが出来ます。
今の世の中、何よりも幼いうちに“生きる”目標を得られる経験をさせる事が大事だなと、感じています。
逃げずに夢見る。
タイトル:逃げずに夢見る。