昨日は、久しぶりに旭川の買い物公園(旭川駅から中心街を縦に伸びている通年歩行者専用道路)の路上で、自分の作品のポストカードを並べてみました。
ちょうど、風邪の病み上がりで体調が完全ではなくちょっと頭痛が続いていたので、あんまり長い時間は居れませんでしたが、結構有意義な時間が過ごせました。
元々僕は絵を描き始めた頃、最初に作品を発表したのはやはり路上でした。
今から12年も前の話になります。
現在と買い物公園は路面の形状も違い、植え込みや、遊具や、ベンチなどが至る所に有ったので路上と言うよりも名前の通り公園に近い物でした。
そのような状況もあったせいか、路上で絵を並べるような人は誰もいませんでした。
最近多い路上の弾き語りも全くいませんでした。
僕が今思えば、僕が最初かな?と思いくらいです。
絵を並べるのも初めてならば、買い物公園をある人にとっても、もちろん路上に絵を並べているいる人を見るのも初めてだと思います。
なので、自分の作品の出来も甘かったかもしれませんが、歩く足を止めて少しでも僕の作品を見てくれる人は全くいませんでした。
当時の大学の芸術史担当の先生までも、全く見てくれませんでした。
最近は、弾き語りを始め多くはありませんが路上で自分の作品を並べたり、聞かせたり、即興で作ったり、天気の良い休日には見かけることもあります。
厳密に言えば、買い物公園上で商売をするのは違法なのですが、僕個人的にはとても嬉しく思います。
普段は僕は委託で旭山動物園をはじめ色々なところで作品を売っているのですが、路上で床に座って街ゆく人を眺めながら、時々僕の作品に目を向ける人を見かけるととても嬉しくなります。
さらに、小さい子供が親に怒られながらもじっと僕の作品を眺めていたり、ちょっとした感動もあります。
もちろん、公園を全く別な目的を持って歩いている全くの知らない人が、僕の絵に目をとめそして僕に話しかけてくれるのは格別です。
「私も絵を描いてます。」みたいにね♪
芸術家として数万円の絵が売れた時とは別なとても素敵な嬉しい気持ちになります。
また、隣のブロックで作品を売っている若い人達にも声を掛けていただきました。
正直、路上で作品を並べるのは大変なことも多いと思います。
でも、若いのにがんばって路上で作品を並べてとても素敵に思います。
さらにそのような方々と交流を持つことが出来て、路上での醍醐味を感じます。
先述したように、本当は良いことではないのですが、このように若い方々がたくさんこの街にも現れてくれれば嬉しいです。
さらには、いつかその様な方々なにか大きなアートのイベントが出来ればなとも願います。
このブログを読んでいる方の中にも、作品を造り続けているけれども人前に発表したことにない方もいると思います。
その様な方もちょっと勇気を出して路上で並べてみることをお勧めします。
大変なことも多々あると思いますが、きっとそれ以上に今まで経験のしたことのない素敵な出来事もありますよ。
ぼくもこれからも路上をつづけます♪
eco eco LD03
タイトル:eco eco LD03